【FF11】謎

2004年9月2日 FF11
 オルデール鍾乳洞で、走っている人がいた。
 それが数人であるなら、どこにいたってよくある光景だけれど、ざっと8人くらいはいた。
 まあ、それだけだって珍しくはないと思う。けれど、気になったのは彼らが何度も何度もどこかとどこかを往復しているらしいことだった。
 何度か見かけて、好奇心が抑えられなくなった私は、彼らのはるか後方から、こっそりとついてゆくことにした。
 着いたのは、小さな空間。先に進むと外に出てしまう、いわば行き止まり。こんな意味もなさそうな場所で、彼らは固まったように止まってしまった。
 誰かの連れている竜だけがばっさばっさと翼を上下させている。
 誰もなにも話さない。PT会話だろうか? いや、その中の何人かはPTを組んでいるようだけれど、全員が知り合いのようではないようだ。
 彼らは一体何をしているんだろう?
 風が吹き始めた。
 隅っこに出現したエレは、悔しいけれど私にはまだ倒せないので見ているだけだ。
 集まっている者達も皆、エレに目もくれようともしない。
 そこはかとなく緊迫した空気を感じながら、じっと観察を続ける。
 何をしているんだろう? 何をしているんだろう?

 がっきーん

 不意に、聞き慣れた挑発の音。
 一瞬何が起こったのかワカラナイくらい、それは早かった。
 どうやらPOPしたスライムが即釣りされたらしい。
 急に時間が動き出した。
 スライムを取ることができなかった人の一人が、八つ当たりのように風エレに攻撃を始め、残りの人たちはばらばらと部屋を後にした。


 種族装備を求めてオルデール鍾乳洞をうろうろしていた頃のお話。
 今ではあのときのスライムが激しく低い率でアーチャーリングを落とすこと。そのアーチャーリングは命中装備であると同時に、スナイパーリングの材料になるため、非常に高額であること。彼らはそれを狙って往復マラソンを繰り返していたことがわかるし、実際私もそれに参加したこともある。
 けれど、当時は本当に不思議だった。
 高レベルの人たちってのはワケワカラナイことをするもんだなあと思っていた。
 もしかして種族装備のライバルか!? なんて無理のある推理をしたりもした。
 いやあ、懐かしいね。

 




 モンク氏は無事にヌエの牙を手に入れ、今度はオルデール鍾乳洞に籠もっているらしい。
 POP時間が全く推測つかないので、とにかくログインできる時間に張ることしかできない。
 彼は大体21時〜0時くらいまでの3時間をオルデールで過ごしているのだけれど、必ずライバルが居るらしい。
 話を聞くと、

 一日目はLv56の竜騎士だった。
 二日目はLv50のナイトと高レベルの白だった。
 三日目はLv60の黒魔道士だった。

 全部違う人なのは、取得できたからなのか。諦めたのか。時間の都合なのか。
 そして全部モンクじゃないのは、ナゼなのか。セカンドでモンクを育てているならまだ察しがつくけれど、中途半端なレベルなのであまり考えられない。加えて、メインがモンクであるならばなぜメインで来ないのかもよくわからない。

 その部屋にPOPするNMはモルボルガーだけ。
 モルボルガーが落とす特別なブツはモルボルガーのつるだけ。
 モルボルガーのつるは、茶帯のクエストにしか用途がない。
 茶帯はモンクだけが装備できる。


 (・ω・) 新たな謎の予感!


 競売価格では茶帯は50万くらいするから、お金が目当てと言ってしまえばそれまでの話なんですけどね。
 単にクエスト消化してるだけかもしれないし。
 (´ー`)

追伸。
 アーチャーのマラソンは今でも盛況だそうで。

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